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導入ケース:製造業

製造業のためのTrunk tools

Trunk toolsは、スケジュール管理と売上・コストの分析によって、効率的な経営の仕組みをご提供いたします。

管理運用できる項目

日本標準産業分類によると、製造業は「食品」「繊維」「木材」「印刷」「プラスチック」「ゴム」「金属」等々、多岐にわたります。Trunk tools は、柔軟なデータベース構造により、販売を行うすべての業種・業態に対応することができます。パッケージソフトのように収集したい項目が固定されていることや、開発やカスタマイズで高額な開発費が必要になることはありません。貴社で収集したい情報を、独自に収集して分析に活用できるのがTrunk tools です。

共通データ・サービス 登録・分析可能な項目(一例)
スタッフデータ 所属部署、評価、能力、性格、年齢、生年月日、資格、雇用形態 等
商品データ ジャンル、仕様、サイズ、オプション有無、用途、対象者、包装 等
販路データ 場所、エリア、設置設備 等
顧客データ 企業規模、受注形態、ランク、接触経路、業種、商圏、ビジネスモデル 等
取引先データ 企業規模、発注形態、ランク、業種、目的、ビジネスモデル 等
PJTマネージャー プロジェクトの目的、スタッフ、収益、費用 等
販売管理 取引方法、取引の目的、販売数、売上金額、値引額、商品、顧客 等
支出管理 勘定科目、取引の目的、支払金額、商品、取引先 等

共通データの登録

Trunk tools で利用される共通データの登録を行います。管理・運用面はもちろんですが、分析するときに必要となる項目を中心にご説明します。

※項目とは、データに登録したい情報です。項目の種類は、「リスト項目」「数値項目」「日付項目」「文字項目」の4種類です。エクセルでいうと、列に新しい項目を追加するイメージです。「文字項目」のみ、現時点では分析に利用しません。

スタッフデータへの登録

スタッフデータへは従業員を登録します。外部スタッフでもプロジェクトのタスクを受け持つのであれば随時登録してください。スタッフデータに登録されるのは、「自社側の人」すべてが対象になります。

分析のための項目追加

まず、デフォルトで登録されている「所属組織」に運用する組織の構成を登録してください。「所属組織」はリスト項目のため、階層的に登録することができます。関東>工場>品質管理というように設定してください。これにより、関東の工場スタッフによる購買・支払金額といような集計が可能になります。その他にも、技能や資格、雇用形態などを登録しておけば、そのカテゴリを組み合わせて分析することができます。

スタッフの名簿として利用

スタッフの住所や電話番号を登録して、スタッフ名簿として利用します。この場合、項目は「文字項目」で選択します。その他、社員番号など貴社独自の情報を登録してください。資格や技能を持ったスタッフの検索などにもご活用いただけます。また、スタッフの詳細ページでは、ファイルを添付することができます。評価シートなどを登録しておけば、社員の情報を一元的に管理することができます。

商品データへの登録

貴社で扱われている商品(製品)を登録します。商品だけでなく、サービス事業を行っている場合は、サービスも登録して、傾向を比較するなどの使い方も可能です。

分析のための項目追加

貴社の商品(製品)の特徴別に細かく項目を追加することで、詳細な分析が可能です。製品ジャンルはもちろん、使用用途などの使い方に関するもの、色や寸法など仕様に関するもの、それぞれ売上や支出への影響が想定されるものを登録することで、効果的な分析が可能です。

開発・製造担当者の実務から分かる内部情報と、営業担当者が顧客から得られた外部情報、それらを項目として登録することが分析を助けます。これらを比較検討することで、思い込みを排除しつつ、自社の本当の強みを分析することができます。

商品(製品)の台帳として利用

商品(製品)の詳細ページには、ファイルを添付することができます。商品(製品)の仕様書やチラシ、パンフレットなどを登録しておけば、商品の情報を一元管理することが可能です。営業担当者が外出先からすぐに製品情報を提供する。または、新入社員が自社製品を学習する際にもご利用いただけます。

販路データへの登録

貴社の販売経路を登録します。どういった経路で売上や支出が発生したかを分析します。

分析のための項目追加

営業所や工場を登録しておくことで、施設ごとの売上や支出を簡単に把握できます。営業所別の売上や工場別のコストを算出し、特徴を把握することができます。

顧客データへの登録

製造業であれば、B2B取引がメインだと考えられますが、B2Cであっても対応が可能です。貴社独自の顧客属性を項目として追加してください。顧客データは、販売管理で利用されます。

分析のための項目追加

販売において、地域が重要な要素であれば地域を、顧客企業の規模や従業員数が重要であればそれぞれ登録します。設定した項目による比較や推移を見ることで、ピンポイントの分析が可能になります。

製造業であっても、新しいチャネルとしてECサイトを導入する企業が増えています。直接消費者の声を収集することができるため、売上への貢献だけではない効果を狙う企業様も多いのではないのでしょうか。B2BとB2Cの情報を比較することで、分析に幅を持たせることができます。

顧客の名簿として利用

顧客企業の情報を検索してご利用いただけます。先方担当者情報をまとめておくなど、社内で情報の共有を促進することが可能です。顧客データの詳細ページに、提出した見積りや会社情報の資料をまとめておけば、より効率的に情報を整理できます。

取引先データへの登録

資材や設備・備品の仕入先、外注加工先など、さまざまな取引関係にある企業を登録します。取引先データは、支出管理で利用されます。

分析のための項目追加

企業規模などの属性、または仕入品の特徴、協力体制など、取引関係にある企業の情報を分析項目として登録します。属性ごとに支出金額を分析することで、今まで見えなかったコスト構造を把握することができます。

同様の資材を扱う取引先で、取引金額に違いは在るのか。大きな設備であれば購買計画を立てて、十分な検討の上購入を決定しますが、日々の購買・仕入に対してはどうでしょうか。コスト要因を分析して、利益率の向上を図ります。

取引先の名簿として利用

取引先企業の情報を検索してご利用いただけます。先方担当者情報をまとめておくなど、社内で情報の共有を促進することが可能です。取引先データの詳細ページに、受け取った見積りや取引先の会社情報の資料をまとめておけば、より効率的に情報を整理できます。

Trunk tools サービスによる管理

共通データを利用してPJTマネージャー、販売管理、支出管理へデータを登録し、日々の業務を管理・運営します。

PJTマネージャーでプロジェクト管理

PJTマネージャーは、プロジェクトを管理するとともに、どのようなプロジェクトが売上向上やコスト削減に効果があったかを分析します。

分析のための項目追加

プロジェクトの種類により、売上金額や支払金額を集計することが可能です。新製品の開発において、業種や製品ジャンル別に各種分析を行い、効果を検証します。単に、スケジュールを管理するだけではないのが Trunk tools のプロジェクト管理です。

スケジュール管理として利用

PJTマネージャーは、タスク単位でプロジェクトを管理します。タスクはガントチャート上に配置され、直感的にスケジュールを把握することが可能です。研究開発、新商品開発、OJTやOFF-JTの実施、コスト削減計画など、貴社のさまざまな案件の管理に活用いただけます。

販売管理

顧客との取引履歴を管理します。デフォルトで設定されている販売数や売上金額だけでなく、販売管理も同様に分析項目を自由に設定できます。顧客データとあわせて、分析ができるCRMとして機能します。また、リアルタイムの情報をグラフで表示する集計レポートにより、現状把握が簡単に行えるのも特徴の一つです。

分析のための項目追加

通常の営業、飛び込みの受注、キャンペーンによる販売と分離して集計したい場合、取引区分よりリスト項目を設定することで、簡単に集計分析が行えます。他にも、電話で受注したのか、WEBフォームによる受注か。営業プロセスの段階を集計して進捗をみるなど、アイデアしだいで分析方法は無限大です。

取引履歴として利用

伝票、エクセル、基幹システムと管理方法はさまざまですが、有効に活用している企業は意外と少ないのではないでしょうか。Trunk tools は、データを蓄積するのにも有効です。日々のデータをストレスなく運用の中に組み込むことができます。

支出管理

取引先との取引履歴を管理します。コスト高に悩む企業様にとって、支払金額から分かることは沢山あります。貴社の状況に合わせて、分析項目を登録してください。

分析のための項目追加

支払区分で研究費用、開発費用、販促費用など、製造業に関わる費用項目を追加してください。開発費用をさらに細かく分解して、新商品と生産方法に分けて管理すれば、より詳細なデータ分析が可能です。実務にあわせたデータベースを作成して、貴社独自の分析手法を確立してください。

取引履歴として利用

製造業にとってコスト管理は利益に直接影響を与えます。集計レポートによりリアルタイムで情報を取得して、戦略の立案にお役立てください。

製造業の課題解消のために

無駄な作業を極力削減して、本業に集中できる環境を構築

製造業のIT投資というとSCM(Supply Chain Management)やERP(Enterprise Resource Planning),BTO(Built To Order)などが思い浮かびますが、大手はともかく中小企業の限られた経営リソース(人・物・金・情報)では限界があります。製品の多様性が進み多種少量生産においては運用面の手間が増大し、新たな業務が追加されたり、残業でカバーしたりと、逆に非効率となることさえあります。

また、中小製造業の構造は大手メーカーによる系列化や特定の大口取引先に依存することで安定してきましたが、経済情勢の不安定さによる取引先の衰退、安価な労働力を武器にした世界規模の価格競争に陥っています。特定の取引先に依存する体制では、この経営リスクに対処することは難しい状況です。

ただ、新興国の技術的なキャッチアップがあるとしても、日本のきめ細かいものづくりの力は一日の長があるといえます。東日本大震災で一時日本の製造業の操業が停止したとき、世界の工場が稼動できなかったことが象徴しています。「産業、生活を支える企業に関するアンケート調査」(2010年11月、(株)三菱総合研究所)によると、中小企業の製品特性は価格よりも「品質重視」、営業よりも「技術重視」であり、一般品よりも「特殊品」市場において強みがあると回答しています。政治的なリスクがある今、強みを活かした競争力の回復が急務です。

中小企業は、製品の研究開発から販路の開拓と限りのある経営資源の中でやりくりしなければなりません。大手のような強力な販売力を得られず、外部環境に影響を受けやすい体質の場合、表の競争力である開発力に磨きをかけるとともに、裏の競争力であるコスト削減が欠かせません。自社の強みを最大限活かして、付加価値の高い製品を開発するための「選択と集中」による差別化を図り、効率的な経営でコスト削減による利益率の向上を図ることが求められます。

客観的なデータを活用した「分析力」を武器に

新しい知識や高額な設備投資は必要ありません

Trunk tools は、「日々の情報を蓄積して分析する」組織力強化のための仕組みをご提供いたします。資料の作成、多くの会議など余分な時間を削減することで、経営者や管理者、その他スタッフは、業務や情報の検討と判断に集中することが可能となります。また、セキュリティ環境で社内の情報共有がスムースに行われるため、全社的な効率経営が図れます。

業務改善の継続が難しいことは事実です。日々の業務をより簡単にして、データの管理・運用と分析を通じて、PDCAをまわせる仕組みがTrunk toolsです。

本契約いただく場合、月々9,800円からです。たった1日分の残業日でペイできるうえ、さらに多くの残業削減や業務効率の改善が見込めます。データ管理運用負荷、分析担当者の採用などを考慮すると、いかに低価格であるかがお分かりいただけると思います。