各サービスで作成したリストと数値項目をもとに、さまざまな角度で分析できるのが特徴です。
商品別に販売金額を集計して、今後の販売方針を検討しました。扱っている商品はA・B・Cと3つあり、機能的な違いは大きくありません。また、それぞれ赤・青・黒という色違いのアイテムがあります。商品別でA商品が全体の6割の売上を占めていたので、A商品に改良を加えて新商品の開発・販売に至りました。しかし、当初想定していたよりも売上が伸びません。
実際の販売履歴を見ると、A商品の8割が赤色の商品が売れていることが判明しました。BとC商品を見ても赤色が大部分を占めています。機能面よりも赤色というデザイン面が売上に貢献していることが分かりました。集計したデータを階層的、多角的に把握することで今まで見えなかった結果や傾向を把握することが可能です。
通常期間とキャンペーン期間の売上の違いから、実績を確認したい
顧客属性別の売上を把握し、商品ラインアップを検討したい
スタッフ別に販売数を確認し、評価に活用したい
月別から日別と、階層的に集計します
独自に設定した顧客属性ごとに売上を集計します
部署やスタッフの属性、スタッフ個人別に販売数を集計します
多次元分析では、商品や顧客、取引先などの各データで設定した属性別に集計、グラフ出力することで現状の問題点の把握をスムーズに行います。データを俯瞰したり、仮定をもとに課題を探すのに適した分析手法です。
階層を持つ日付項目やリスト項目は、階層を持った状態データを表示することができます。データの構成を踏まえたうえで分析することが可能です。
集計したデータを、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ等で表示します。
棒グラフ : データの大小を比較するのに適しています。
折れ線グラフ : 年や月などの時間を横軸にとり、増減を見るのに適しています。
円グラフ : 全体の構成比を比較するのに適しています。
レイダーチャート : 全体の傾向をつかむのに適します。
Trunk tools では、販売管理と支出管理の取引履歴を、顧客データ、商品データ、スタッフデータ、取引先データを組み合わせて多角的な分析が可能です。ここでは、Trunk tools を利用してできる分析の簡単な一例をご紹介します。
宅配を行っている飲食業者は、顧客の住所を市区町村まで顧客データに登録しています。地域によりどの程度の売上高があるか内訳を調べて、チラシ配布の指標にしようと考えています。地域と商品ジャンルを掛け合わせて多次元分析を行いました。感覚的にファミリー世帯が多い地域の売上が高いことは分かっていましたが、単身世帯の多い地域での売上が好調のようです。さらに、販売管理に登録してある時間帯と地域を掛け合わせると、単身世帯の多い地域では夜遅い時間帯の販売が多いようです。単身世帯の地域に、深夜割引クーポンのチラシ配布を行い、売上の動向を見る方針を決定しました。
その他、趣味や家族構成、リピートの有無などさまざまな属性を掛け合わせて分析することが可能です。
新製品開発に伴い、現状の商品売上状況を確認します。商品データに登録してあるジャンルと色やオプションの有無を掛け合わせて多次元分析を行います。たとえば、サービスでも同様に調査することが可能です。ホテルや旅館を経営している場合であれば、商品データに各部屋番号を登録しておき、室内風呂の有無や海が見えるなど、サービスの特徴を登録しておくことで分析が可能です。エージェントによる紹介や割引の有無など、販売時点の情報は販売管理に登録することでさらに細かい分析を行うことができます。違いが発生するであろう項目を登録することで、戦略策定に効果を発揮します。
各部署で売上やコストの分析に多次元分析を活用することができます。スタッフデータに部署、課、ユニットと段階的に登録することでより詳しい分析が可能です。商品開発費と販促費の割合や時系列での推移をグラフで閲覧できるので、現状の把握から今後の方針決定に有効な情報を得ることができます。特徴的な数値に対しては、別の分析手法を活用して課題の発見、仮説の立案に効果があります。
事業において外注先や協力会社、仕入先企業との間で発生するさまざまなコストを支出管理で管理します。直近6ヶ月のコストの割合はどのようになっているでしょうか。取引先データに登録した属性を掛け合わせて複数のグラフで多角的に分析することが可能です。商品との関係やスタッフとの関係など、切り口を変えて分析することでよりデータの深堀りができます。
行ラベルと列ラベルを変更し、切り口を変えて分析することが可能です。
ブックマークに登録すれば、分析を行なったときのメモとあわせて、いつでも分析結果を復元できます。
グラフや数値の見方がわからなくても、分析結果とあわせて表示されるポイントとヘルプで、すぐに業務にご活用いただけます。
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