ガントチャートの機能強化

シフトマネージャーと予約管理のガントチャートが強化されました。

ガントチャートの統合表示

シフトマネージャーの出退勤シフトとシフト、予約管理の予約枠と貸出枠では、同時間帯の情報を相互に表示できるようになりました。出勤しているスタッフの確認や同時間に別の業務の状況確認など、視覚的に判断することが可能です。

ガントチャートの表側から共通データの一括変更

表側で表示される共通データを変更し、該当する行のデータを一括変換することが可能です。たとえば、該当する行のスタッフや販路を個別に表示することなく、表側の操作ですべて変更できます。また、未設定の選択なども行えます。

サービス内容は、シフトマネージャー予約管理をご確認ください。

「アクセスコントロール」をリリース

新サービスの「アクセスコントロール」をリリースしました。

Trunk tools の各サービスをユーザーごとに権限を設定

権限は、サービスの使用不可、編集の可否、表示制限の設定、非表示項目の設定をユーザーごとに設定することが可能です。

業務内容や役職に応じた権限の設定を簡単に

たとえば、販路データを使って営業エリア別に閲覧可能なデータを選別したり、特定データだけ編集を可能にするなど業務内容に応じて設定が可能です。管理者と一般ユーザーで設定の操作を可能にするなど、サービスごとに設定することもできます。

詳細は、アクセスコントロールをご確認ください。

新プランをリリース

4つのプランでより選びやすく

業務内容や事業規模で選択

新たにスタンダードプランとプレミアムプランを追加しました。
分析したい項目や事業拡大にあわせてプランを選択いただけます。

詳細は、料金

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共通データ一覧選択をリリース

サービス間の連携強化

各共通データの一覧から該当データを選択

共通データ(顧客、取引先、商品、スタッフ、販路)の一覧から該当のデータを選択することが可能になりました。
スタッフの属性に合わせたプロジェクトやシフトの割り当てや、顧客の住所や電話番号などで絞り込むなど、共通データに登録した情報を使ってデータを選択することができ、よりスムーズな業務を実現します。

詳細は、販売・売上管理支出管理PJTマネージャーシフトマネージャー

 

分析機能を強化

新たな分析手法を追加

「デシル分析」

デシとは「10分の1」という意味で、データを大きい順に並べて相対的な位置を把握します。上位から累積でどの程度の比率を占めるかを算出し、その重要度を把握します。

詳細は、デシル分析

「コレスポンデンス分析」

コレスポンデンス分析は、対応分析ともよばれ、数量化3類と同様の手法です。分割表を作成して相関が最大になるようにカテゴリを並び替える方法です。カテゴリデータを散布図上に配置できるため直感的に把握できる特徴があります。

詳細は、コレスポンデンス分析

「因子分析」

因子分析は、変数間にある関連性を直接観測できない変数(潜在変数)によって説明する分析手法です。

詳細は、因子分析

「基本統計量」が文字列にも対応

文字列を含む統計量は度数が表示され、データの状態をひと目で把握することが可能です。

詳細は、基本統計量

「時系列分析」がリニューアル

より統計的なARIMAモデルを採用し、季節周期による予測精度の向上を図りました。

詳細は、時系列分析

「クラスター分析」にK平均法を追加

非階層型クラスタリングで有名なK平均法(k-means)を追加しました。多くのデータに対して視覚的にわかりやすいグラフの出力が可能になりました。

詳細は、クラスター分析

「回帰分析」「判別分析」にステップワイズ法を追加

AICをもとにしたステップワイズ法により、有意な説明変数の選択をスムーズに行なうことが可能になりました。

詳細は、回帰分析判別分析

「分散分析」に多重比較を追加

分散分析に多重比較を追加しました。実際にどのカテゴリーに差があるかが明確になります。データの性質に合わせて、テューキー法、ゲームズ・ハウエル法、スティール・ドゥワス法から適した手法を選択します。

詳細は、分散分析

「F検定、t検定」の分析力を向上

正規性の検定(シャピロ・ウィルク検定)やマン・ホイットニーのU検定の追加により、さらに詳細な分析を可能としました。

詳細は、F検定、t検定

「相関」に散布図を追加

相関係数を散布図とともにグラフ化し、視覚的に把握できるように修正しました。

詳細は、相関

「分析」 ブックマーク機能をリリース

ブックマーク機能をリリース

分析結果をいつでも復元

せっかく集計して得た、有意義な分析結果を消してしまうことはありません。
ブックマークに登録していつでも復元できるようになりました。
メンバーと分析結果を共有したり、ミーティングで発表するなど、分析結果を無駄にしません。

詳細は、分析手法

「シフトマネージャー」 リリース

シフト管理を手軽に

スタッフのシフトを管理するシフトマネージャー

シフトマネージャーの基本的な機能は、スタッフのシフトを管理することです。
特徴として、各シフトで発生した収入と支出を販売・売上管理と支出管理に登録できるので、シフトごとの収支を確認できます。

詳細は、シフトマネージャー

「販売・売上管理」「支出管理」の集計レポート機能を強化

集計レポートの集計軸を増加

現在の収益と費用状況をTrunk tools の共通データ別に確認

「販売・売上管理」「支出管理」で利用できる集計レポートの機能が強化されました。
Trunk tools の共通データである、「取引先」「顧客」「販路」「商品」「スタッフ」別に分析することが可能となりました。

日々の状況を手軽に確認でき、分析データベース作成前に傾向を把握するにも便利な機能です。
是非ご活用ください。

詳細は、販売・売上管理支出管理

「販路データ」を追加

「販路データ」で販売経路を分析の軸に

販路における売上と支出の傾向を分析

Trunk toolsのマスタデータに「販路データ」を追加しました。

支店やサービス提供エリア、またはWebサイトなど場所や経路にかかわるデータを登録して分析することが可能となりました。
たとえば、実店舗とWebサイト、支店別の売上や支出の状況を簡単に取得できます。

「販路データ」により新しい切り口で分析にご活用ください。

詳細は、販路データ

回帰分析で出店候補地を選別

自社の店舗の実績から出店候補地の売上高を予想

分析の花形 回帰分析

回帰分析といえば、難しそうな計算をするスグレモノ、といったイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
確かに計算は難しいです。エクセルでやってもなかなか面倒くさいです。
そして、スグレモノです。
回帰分析で想像されているイメージは、そのまま正しいと思います。

依存関係にある変数間の関係を調べるのが、回帰分析です。
この関係は方程式で表すことができます。
Y = aX + b という方程式を作るのですが、ここでaとbの値を求めるのが回帰分析の肝です。
方程式さえ作ってしまえば、Xにある値を入れてYの値を求めることは簡単です。
Xに色々な値を入れて、Yがどんな値になるか。これが予測するということになります。

ざっくり過ぎてすみません。
細かい理屈は素晴らしいサイトや書籍があるので、そちらをご覧ください。
ただ、道具として回帰分析を使うのであれば、正しい方程式が作れたかどうかさえ分かれば問題ありません。
正しい方程式というのは、Xを入れてYを算出したとき、見当違いの値にならない式、ということです。
計算はコンピュータがやってくれるので、必ず答えを出してくれます。
しかし、本当にそれが正しいのか、現実的なのかは人間が判断してあげる必要があります。

正しい方程式の見分け方

コンピュータは、判断できないまでも、ヒントをくれます。
ヒントを頼りに人間は判断をくだすことになるので、特に計算は必要ありません。
判断としては、完璧な方程式を作ることは不可能なので、このぐらいならあてにしてもいいだろう、といった感じです。
これを「当てはまりがいい」みたいな言い方をします。
ここでは、よく例にあがる「店舗の売上」と「駅からの距離」で分析してみます。
店舗の売上は駅から近いほど多く、逆に遠くなれば少なくなるという考えがもとになっています。

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現在6店舗を運営していて、それぞれの店舗の売上を【店舗(Lv2)】の列に、駅からの距離を【駅距離】の列で表しています。
これをもとに以下のような分析結果が求められます。

reg2

出力される数字は多いのですが、見るべきところは限られています。

ここで算出された方程式は、変数データ一覧の係数の値を見ます。
係数の駅距離がa、切片がbに該当します。

Y = -477.27273X + 6977.27279

これが、方程式です。
Xに駅からの距離を入れると、売上の予測が算出されます。
新しく出店する店舗の駅までの距離が6(キロ)だったら、Xに6を代入して
Y = -477.27273*6 + 6977.27279
Y = 4113.63636(千万円)
と店舗の売上を予測することができます。

これは、勘で算出したのではなく、実際の店舗の情報をもとにして算出したものです。
面白いことに、6(キロ)地点に既存店舗がないにも関わらず、売上を予測することができました。
もしあなたが、5000(千万円)以上の売上を見込みたい場合、残念ながら駅から6(キロ)離れている候補地では基準に達していません。
Xにいくつか値を代入すると、4(キロ)地点で売上金額の予測が、5068.18182(千万円)となりました。
駅から4キロ以下の候補地を対象として検討していくことになります。

では、前後逆になってしまいましたが、算出された方程式が正しいのか、ポイントを4つに絞ってご説明します。

■回帰統計
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「補正R2」を確認してください。1に近いほど正しい方程式に近くなります。
以下の4段階に区切って見ていきましょう。
・0.3未満:悪い
・0.3以上0.5未満:やや良い
・0.5以上0.8未満:良い
・0.8以上:非常に良い
結果は0.6911なので、当てはまりは良いです。

■分散分析表
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分散分析表の「有意F」を確認します。
この値が0.05より小さな値になっているかで判断します。
結果は0.0251なので、0.05より小さな値になっています。

■変数データ一覧
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t値とP-値を見て、駅からの距離が店舗の売上に影響を与えているかを判断します。
変数選択の基準となり、基準を満たせば正しい方程式に近いことになります。
【駅距離】のt値の絶対値が2以下であれば、影響力が少ないので除外します。売上に影響を与えている他の変数に変更したほうがよいということになります。
ここでは、-3.49092なので問題はありません。
また、【駅距離】のP-値が0.05以上であれば、こちらも影響が少ないので除外します。他の変数を検討する必要があります。
0.0251なので問題はありません。

■相関係数一覧
今回の例では、店舗の売上を説明するのに、駅からの距離という一つの変数で回帰分析を行っているので、あまり関係ありません。
もう少し詳しく、「駅からの距離」にプラスして、「駅の乗降者数」もあわせた売上の関係を調べたいときに関係があります。
ちなみに、「店舗の売上」を「駅からの距離」との関係だけで求める、つまり「店舗の売上」を「駅からの距離」だけで説明する場合、単回帰分析と呼びます。
説明している変数が「駅からの距離」1つだけだから“単”です。また、「駅からの距離」という変数を“説明変数”といい、「店舗の売上」を“目的変数”といいます。
先ほどの例のように、「駅の乗降者数」もプラスして正しい方程式を見つける場合、重回帰分析と呼びます。
説明している変数が2つになったから“重”です。説明変数が2つ以上であればすべて重回帰分析と呼ばれます。

相関係数一覧で判断したいのは、多重共線性といわれるものです。
たとえば、「駅からの距離」と「駅からの徒歩時間」はほぼ同じことを説明しています。
こうなると影響を2重に評価してしまい、正しい結果がえらません。

誰でもできる回帰分析

ちょっとしたデータで回帰分析ができました。
すべての条件にあった方程式を見つけることは難しいかもしれませんが、ゲーム感覚でやってみると面白いと思います。
その中で、気づきやアイデアが生まれてくることがあります。
もし、最良の方程式を見つけたら、それはあなたの会社の強力な武器になることでしょう。

Trunk tools ではいくつか分析手法をご用意しています。
是非、目的にあった分析を見つけてください。